入社した当初は正社員で働く人も多いと思いますが、年齢を重ねていくうちに生活スタイルも変わってくるので、その時々に合わせて働き方も柔軟に変えていければ理想ですよね。美容師という仕事を長く続けていくためにも、ライフスタイルに合わせて雇用形態を変えていくのも1つの方法になります。そこで今回は美容師の雇用形態について、メリット・デメリットと合わせて紹介していきます。

正社員

正社員は最も主流な雇用形態で、多くの方が正社員として働いているかと思います。

<メリット>

雇用期間に定めがなく、安定した収入が得られます。そのうえ社会保険完備や福利厚生が充実しているので、生活基盤を整えることができるでしょう◎

<デメリット>

一方デメリットとしては、サロンが法人化していない場合は社会保険や福利厚生がないこともあります。他にもサロンによっては固定給を少なめに設定して、残りの給料は歩合制にしている会社もあります。雇用契約を結ぶ際は必ず事前に確認しておくとよいでしょう。

 

アルバイト・パート

はじめに、「アルバイト=学生」「パート=主婦」のイメージがあると思いますが、それぞれの間には大きな違いはなく、法律上は『パートタイム労働者』に分類され、「1週間の所定労働時間が、同じ事業所に雇用されている正社員などと比べて短い労働者」を指します。

<メリット>
美容師だと特に主婦の方に多い雇用形態で、勤務時間や日数に融通を利かせることができるのが1番のメリットです。

<デメリット>
ただ総労働時間によっては社会保険などの加入が難しい場合があります。また雇用期間があらかじめ決められているので、もし雇用側から解雇を提示された時は職を失うことになります。

 

業務委託

サロンに直接雇用される正社員に対して、業務委託契約とはサロン(事業主)と美容師(個人事業主)の事業者同士の契約になることを言います。

<メリット>
業務委託の場合は労働法の対象とはならず、あくまでもサロンと自分自身の間での取り決めがルールとなります。給料は完全歩合制となりバック率が高いため稼ぎやすく、基本的には勤務日数や時間は自由です。

<デメリット>
逆を言えば完全歩合制のため給与が安定しないのが1番のデメリットです。ただしサロンによっては最低保障をしてくれるサロンもあるので、事前に有無を確認しておくとよいでしょう。また、業務委託は個人事業主扱いになるので、保険加入や確定申告等は全て自分自身で行わなければいけないので、雇用形態を業務委託に切り替えるときは諸々の対応が必須となります。
業務委託は「自由に働ける」イメージが強いですが、実際に働き始めると思うように稼ぐことができなかったり、休みたくても休めないこともあるようなので、事前リサーチを必ず行うようにしましょう!

 

まとめ

正社員:福利厚生や給料が安定している!
アルバイト・パート:勤務時間や日数が自由で融通が利きやすい
業務委託:完全歩合の為稼げるうえに、働き方は自由

皆さんも自分に合った働き方を見つけてみてください◎