近年サロンどうしが差別化を図る目的で、サロン特有のメニューを開発したり、ウリとする施術を行ったりしているのをよく目にしますね。資格を必要としない施術内容もありますが、資格を保有していることでお客様に対して箔(はく)が付いて信頼を得ることができます。美容師としてステップアップする1つの手法として資格取得を考えている方に、今回はどのようなものがあるのか、数ある中から抜粋してご紹介していきます。
お客様に癒しを届ける『スパニスト』
明確な定義はありませんが、スパニストとはヘッドスパを行う専門的な技術者のことを指します。
シャンプーやマッサージによう頭皮ケアに加えて、首や肩、背中のコリをほぐすことでリラクゼーションを行ったり、カウンセリングを通して頭皮環境の改善をしたりと、様々な役割があります。
正直なところスパニストは資格がなくても名乗ることができますが、何かしらの資格がないと心もとないと思います。民間資格として複数の資格があるので、スパニストに興味のある人やステップアップを目指す美容師の方は、取得を目指してみてはいかがでしょうか。
<一般社団法人ドライヘッドスパ協会『認定ヘッドマイスター』>
<一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会『ヘッドスパ資格講座』>
https://www.japanese-headmassage.com
<一般社団法人日本ヘッドスパ協会『ヘッドスパ検定 1級〜3級』>
ケア方法を根拠と共に伝える『毛髪診断士』
毛髪の疑問を解決できるようになる資格が「毛髪診断士」です。この資格を取ると、毛髪について専門的な知識を持ち、適切なアドバイスを一般の方にできるようになります。
毛髪診断士は、毛髪の状態を顕微鏡で観察するだけでなく、皮膚(頭皮)の状態も含めて診断します。講習会でも専門の技術者から話を直接聞けるので、毛髪、頭皮、香粧品の新しい知識の取得が可能になります。認定されると、毛髪診断士のステッカーが配られ、お店に貼ることができるのでお客様からの信頼も得ることができます。
治療に近いケア方法をお客様に伝えられるので、他のスタイリストとの差別化ができるでしょう◎
<公益社団法人日本毛髪科学協会『毛髪診断士』>
オンリーワンのカラーを提案『カラリスト』
色を扱うスペシャリストとして、色彩を理論的に理解し、配色による調和のために必要な色彩を提案する専門家を指します。
美容室においてはヘアカラーをイメージすると思います。最近は老若男女問わず髪を美しく見せるためにヘアカラーを行う人が増えてきています。たくさんの色の中からパーソナルカラーを取り入れて、その人に似合う色を選び、作りこんでいくことで美しく見せ個性を引き出すことができます。
<一般社団法人日本カラリスト協会>
まとめ
一度得た知識や資格は一生ものだと思います!
資格取得のサポートをしてくれるサロンもあるので、店長やオーナーに聞いてみましょう!
来年の目標を立てる時に「○○の資格取得」も追加してみてはいかがでしょうか?^^