「美容学生のほとんどは将来美容師になる」と考えている人も多いと思いますが、学校で学んだことや、取得した資格を活かして他の職業に就職することも可能です。また、美容専門学校によっては他の美容系職種の検定取得が可能で、将来の選択肢が多く用意されているところもあります。
通う専門学校によって違いはありますが、今回の記事では美容学生の様々な進路について紹介します!
どの職種であれ専門学校は通っておこう!
「美容師になりたい!」「エステティシャンになりたい!」と自分が付きたい職種が決まっている人は特定の専門学校を受験するかと思います。それとは別に「人をキレイにする仕事がしたい」「美容が好き」という想いはあるが、就きたい職業までは決まっていない人も少なくありません。そういった方はヘアメイク、ネイル、エステ、アロマなど、美容に関して幅広い専門知識と技術を身につけることができる美容専門学校に入学するのをオススメします。
職種によっては資格を必要とせずとも就職することができるものもありますが、専門学校では就職後に活躍するための知識や技術、流行を先取りするセンスなどを磨くことができます。「しっかり学校で学んだ」という経験が自信に繋がり、プロとして働くうえでの基盤になるでしょう。
※ただし、化粧品開発等の研究職に就きたいと考えている方は、四年制大学(理系)の進学が必要な場合があるのでご注意ください。
資格が必要な職種
美容師免許(国家資格)
美容師になるには国家資格である美容師免許が必要になります。専門学校の昼間過程だと2年以上、通信課程だと3年以上の過程を修了すると受験資格が与えられ、国家試験に合格した人に美容師免許が付与されます。ちなみに一度取得した免許は特別なことがない限り一生有効です◎
美容師免許が必須である職種は以下です。
- 美容師(カラーリスト、スパニスト、訪問美容師含む)
- アイリスト
- アイブロウリスト
理容師免許(国家資格)
理容師もまた、国家資格である理容師免許が必要になります。理容専門学校を卒業することで受験資格が与えられ、国家試験を突破した人に理容師免許が与えられます。
ちなみに理容の定義は「容姿を整えること」なので、顔そり(シェービング)を行うことができます◎
理容師にできないこと:ヘアセット・メイク・まつ毛エクステ
資格が必要ない職種
もちろん資格がなくても望む職業に就くことはできますが、お客様の肌に直接触れたり、それぞれの大事な体に影響を与える商品を扱ったりすることになるため、豊富な知識があることに越したことはありません。
よって資格を取得して知識を補強することは、仕事をする上では必ずプラスになるはずです。顧客対応のクオリティ向上にも繋がるため、信頼関係も築きやすくなるでしょう◎
また資格は一定の知識やスキルを有する人材であることを客観的に証明してくれるので、就職や転職の際に他の候補者と差をつけることもできます。
資格が必要ない主な職種例
- ネイリスト
- エステティシャン
- アロマセラピスト
- 美容部員
まとめ
職種の数だけ選べる職場があり、資格の数だけ活躍できる場所があるので、美容関連の職に就きたい人にとっての将来は無限に変化していきます。
自分がやってみたいことから自分らしい働き方を見つけていきましょう!