デパートがセールや初売り、居酒屋が週末や年末年始、春の歓送迎会シーズンで忙しくなることはイメージしやすいと思います。それでは、美容室ではどうでしょうか。同じように、繁忙期と閑散期があるので、本日の記事では美容室の閑散期事情について深掘りしていきます。
美容室の繁忙期と閑散期
繁忙期:1年の中で忙しい傾向にある時期を指します。美容室だと【3月・12月】は新年度の準備や年始に備えてなど、イベントに向けて予約が入りやすい時期。この時期は、集客促進のためのキャンペーンやイベントを組まずとも自然に忙しい傾向にあります。
また、縮毛矯正をウリにしていると、湿度が上がったり汗が気になる夏に向けて、ブリーチなどのデザインカラーをウリにしていると夏休みに向けて、どちらも上記の繁忙期と合わせて【7月】頃も忙しくなる傾向です。
閑散期:1年の中で比較的時間が空きやすい時期を指します。美容室の場合は繁忙期の前後に当たる、成人式明け〜2月・11月が閑散期、次いで5月・10月も空きやすい傾向にあります。
閑散期の過ごし方
店内やバックヤードの清掃
毎日の清掃ではやりきれない、エアコンや床のワックスがけなど、時間がかかる清掃作業を閑散期に行うことも多いです。美容室はお客さまの滞在時間が長く、髪をキレイにする場所なので、清潔感はとても大切。日々の清掃ではやりきれないところを集中して清掃したり、優先順位が下がりがちなバックヤードを片付けたり。手が空いたらお店をキレイにする時間にしているところも多いようです。
集客ツールの更新作業
撮影したスタイル写真の加工・集客ツールへの更新や、ブログの投稿、クチコミ返信を手が空いたときにまとめてやるようにしているところもあるようです。忙しい営業中だとなかなか手が回らない『作業』を、時間を見つけてこなしているんですね!
スタイル撮影
閑散期には予約が落ち着くことが予め想定できるため、予約枠を閉じてスタイル撮影をする方もいらっしゃいます。もちろん個人ではなく、サロンや法人単位で営業を午後からにして撮影に組むところもあります。しかし最近は、サロン単位でヘアカタログを作成したり、スタジオを用意してモデルさんを呼んで撮影に取り組むサロンはとても減りました。美容学生さんでスタイル撮影をやっていきたい方は、就職先を探す際には撮影会があるサロンを探してみると良いと思います。
面談や勉強会
人事評価の面談や、技術の習得度合いを確認したり、メーカーやディーラーを呼んで勉強会を開くのも閑散期に多い傾向です。
自分と向き合う良い機会にも繋がるので、先輩や上司に積極的に相談するといいでしょう◎
まとめ
繁忙期は業務に追われてなかなか時間を作ることが難しいので、閑散期に手が回っていないことに取り組むことが多いです。
ただ、理想は閑散期がないこと!
技術を習得し、接客スキルを身につけることで『売れっ子』になると、正直繁忙期も閑散期も関係ないです。必ずしも閑散期があるものではないので、あくまでも参考にしていただければと思います。