新年が明けて、少しずつ落ち着いてくる今日この頃、ご自身の《キャリアプラン》について見つめなおしてみませんか?
この記事では、美容師を目指す方、就職先が決まり春から美容師になるという方、現役の美容師でキャリアプランのイメージが沸かない方に向けて、ご自身のキャリアを見つめるきっかけを提供できればと思います。
キャリアプランとは
=どのような経歴を積んでいくかに関する計画などを意味する表現。
つまり、自身の将来のありたい姿を実現するための人生計画といっても過言ではありません。
例えば、10年後どのような仕事をしてどうなっていたいか、理想はありますか?答えることができる人は少ないでしょう。
個々のスタンスや働き方が尊重されている時代だからこそ、あなたがキャリアプランをしっかり構築し、雇用側もそれを理解し尊重することで双方に成長できる環境になります。
つまり、現代において『キャリアプラン』を構築することはとても重要です。
美容師のキャリア
美容師としてのキャリアは、大きく分けて『アシスタント』『スタイリスト』『管理職』『独立』『転職』となります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
アシスタント
下積み期間。業務時間はスタイリストのサポートをしながら、技術習得に向けて練習や勉強をします。はじめは掃除などの簡単な業務からスタートし、徐々に任せてもらえることも増えますが、安月給且つ仕事終わりの練習など頑張り続けることが出来ず、この期間で美容師という仕事をリタイアしてしまう方も多いです。
スタイリスト
アシスタント期間を乗り越え、技術を習得して施術ができるようになります。得意なメニューが定まったらSNSや集客サイトで発信するなど、自分の『色』を出せるのでやりがいを感じられるようになり、『業務』が『仕事』に変わります。
一方で、集客力や再来率などが数字で明確になるため、伸び悩んでしまう方も多いです。
管理職
店長やマネージャーになり、自分の売上ではなく、お店や自分が担当するエリアの売上がお給料に反映される、管理職というキャリアもあります。お客様の施術をすることもありますが、売上管理やスタッフ育成、出店計画など業務が大きく変わります。そのため技術のみならず、責任者としての判断力やスタッフからの信頼も求められます。
独立
将来自分のお店を持ちたいという方も多いのではないでしょうか。
美容師はお客様がついていれば、独立しやすい仕事です。勿論、自分の店を作ることは少しハードルが上がりますが、業務委託や面貸などフリーランスとして働くことができる環境を整えている企業も増えました。
転職
現役美容師として長くは活躍できない…そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。80歳を超えてもはさみを握り続けている美容師さんもいらっしゃいますが、美容師を辞めて別のキャリアを作ることも選択肢の一つです。
キャリアプランの作り方
『キャリアプラン 作り方』と検索すると、様々な記事が出てきます。検索に表示される、細かい分析も勿論大切ですが、以下のポイントを抑えればなんとなくイメージを掴めるでしょう。
仕事をする上で大事にしたいことの優先順位をつける
(やりがい、お金、休日、人間関係 など)
→仕事をする上で譲れない“軸”が決まります。
人生でやりたいことを書けるだけ書き出す
※仕事に直結しなくてもOK
例)親しい顧客だけ施術して生計を立てたい、最低年に1回は海外旅行に行く、30歳までに結婚する、自分のお店(美容室)を持ちたい
①と②を踏まえて、3年後、5年後、10年後どうありたいかを考える
→目標があればいま何をするべきかが明確になります。
自身の年齢を当てはめ、段階的に考えましょう。
例)5年後に家を購入したい→そのために○○円稼がなくてはならない→そのためには指名を◯◯名に増やす必要がある
上記のように、逆算することで『今するべきこと』が明確になります。
《思いつかない場合》ロールモデルを探す
ロールモデルとは?
お手本となる人物。特に美容師さんはSNSで仕事~プライベートまで発信している方が多いので、『こうなりたい』と憧れる人を見つけやすいです◎勿論、先輩など身近な人でも構いません。ロールモデルとなる人物を見つけたら、その人の経歴を目標に設定するだけです。
まとめ
歳を重ねるにつれて時間が過ぎるのは本当に早く感じます。
この記事を最後まで読んでくださったあなたは、きっと自身のキャリアについて悩みをもっているはず。
いま、このタイミングで『キャリアプラン』を作ってみましょう◎
逆算して自信に足りないものが明確になれば、自ずと進む道が明確になるはず。
Tips①キャリアプランとは?
自身の将来の“ありたい姿”を実現するための人生計画
Tips②キャリアプランの作り方
- 仕事をする上で大事にしたいことの優先順位をつける
- 人生でやりたいことを書けるだけ書き出す
- やりたいことを想像しながら、3年後、5年後、10年後どうありたいかを考える
※思いつかない場合はロールモデルを探す